個人経営の飲食店は敷居が高い。

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 昨年から続く休業要請や時短営業などに振り回されている、飲食店経営者の方々、中でも個人でお店を切り盛りしておられる方々は本当に大変な状況だと思います。

 

時短や休業に対応をして給付金を貰った方が儲かる、というパターンも見かけますが、今現在もお店を開けてテイクアウトの対応をはじめましたと掲げているお店も沢山見かけるようになりました。

一度も行ったことが無いお店でも、日々見かけるものですから出来れば閉店なんてして欲しくないものです。

 

ですが、ね。

 

個人経営のお店は敷居が高い。

 

 

私はお酒を飲まないので、余計にハードルたかいたかいです。

 

普段からお店の外観を見たり漂ってくるいい匂いに気にはなっているものの、お酒を飲まないから小料理屋に一人で入るのは気が引ける。

そうもじもじしている間にこのコロナ禍突入です。

 

店の外に「テイクアウトはじめました!」という張り紙が新しく貼られるようになったのは見かけるのですが、いったい何がテイクアウトできるのかが全く分からなかったりするのです。

 

さすがに元から「やきとり」と書かれた赤提灯などがあれば分かります、やきとりのテイクアウトができるであろうことくらいは。

 

しかし私の住む町の小料理屋さんは大抵、そもそも何をメインにしたお店なのかが分からない状態なのです。

ものすごく入り辛い雰囲気を感じるのです。

 

思うにこの入り辛い雰囲気を抱かせる原因は、チェーン店の存在です。

言い方を変えれば、チェーンの飲食店に気安く入れるのはどんなメニューがあるのかがパッと見て分かる点にあるということなんだと思います。

吉〇家や松〇ならば牛丼がありますし、てん〇ならばそこには天丼がありますよね。

 

店名しか書かれていない暖簾や看板を提げたお店と、牛丼と書かれたのぼりが立っているお店が隣り合っていたら、後者のお店に入る客の方が多いのではないでしょうか。

 

では個人経営の飲食店は、どうすればチェーン店に張り合えるのでしょう。

 

 

メインメニューを1~3つに絞る。

 

店の外にメニューと価格を表示する。

 

 

この2点を実行するだけで大分違ってくると思います。

 

メニューを絞る理由については心理学の「ジャムの法則」というものを調べてもらえば分かりますが、人は選択肢が多すぎると選ぶのが困難に感じてしまい「選ばない選択をする」という心理作用を回避する為です。

 

今まで得体が知れなかった小料理屋さんの店先に

 

 テイクアウトはじめました

  天ぷら盛り合せ 980円

  すじ煮込み   650円

  ポテトサラダ  400円

 

この看板が立っていたなら私は入れます。

ところどころ写真があったらもう最高ですね、ハードルだだ下がりです。

 

今まで「お酒が飲めないから」と遠慮していた小料理屋さんが折角テイクアウトを始めてくれたのですから、お店の応援もしたいですしこの町に私がいる間に楽しみつくしたいと思うのです。

 

 

それでは。