バッシングについて考える。
最近コロナ関連のニュースを見ていて気付いたんですが、マスコミは「過去最多」というキーワードをどうしても使いたいんでしょうか?
先日の1月25日発表の「東京都の感染者数」は618人でした。
それまで二週間近く1,000人前後の数字だったので、この数字は結構人の印象に残ったことかと思います。
その日私が見ていたニュース番組の目玉は
「新型コロナによる全国の死亡者数が過去最多」
というものでした。
久々に700人を下回る感染者数がサックリ流された印象がありました。
あまりにサックリすぎて印象深い日でした。
ちなみに新型コロナでも死亡者数は1月18日の67人から19日には314人と跳ね上がったタイミングが有ったのですが、その事実に関する報道が私の記憶には有りません。
記憶にあるのは「都内の感染者数が今日も1,000人超え。政府の対策は~」というものばかりでした。
連日「感染者数」を報道していたのに、感染者数が下がった日からは死亡者数も詳しく突っ込んで報道されるようになった印象です。
話は変わって、立場の有る方達の会食バッシング報道。
自民・公明以外の国会議員の会食が、ほとんど話題に上がりませんね。
私の推測の域を出ませんが、野党も会食はあると思いますよ?
「ルールを守って会食は一切してません。」
そう胸を張って言えるのは元々リアルで周囲との関わりが一切無い人だけでしょう。
「会食」とは「複数の人が一緒に食事をすること」です。
仕事から帰って家族と温かいご飯を囲む。
こんな当たり前の、普通のことでさえ、会食と言えば会食です。
私は代議士が会食や外食をしてたとしても、なんとも思いません。
コロナに感染するリスクを理解した上で会食の場に臨んでいるのでしょうから、もしそうなってもただの自業自得です。
逼迫している医療業界に負担をかけても良いのかというご意見も有るでしょうが、代議士の大体は高齢者ですから、病院に入ってもすぐに空くことになるでしょう。
新型コロナにとって、罹患した人がどんな権力を築いていても関係ないのは、去年の春先から続く著名人の悲しいニュースを見ても明らかです。
先日もコロンビアの国防相が新型コロナによって亡くなられたばかりです。
この方は69歳で、11日から入院し、26日に亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
むしろ普段から「議員を辞めろ」等々批判をしている方にとって、その対象が新型コロナに罹るリスクを犯してくてれているのに、なぜ怒ってバッシングするのか。
1 輪を乱す行動が許せない。
2 会食が羨ましい。
3 高級な食事が羨ましい。
4 とにかくバッシングをしたい。
理想の理由としては1でしょうが、平均年収が2,200万円という次元の人が数千円のパンケーキを食べていただけで炎上できる世の中ですので、バッシングされてる方の理由が2以下でないことを願うばかりのこの頃です。
それでは。