コロナ禍で出世のチャンスを考える。

こんにちは。

 

今回は日本に名だたる大企業で出世していく人の行動を考えてみました。

 

名前を聞けば「ああ、あの会社ね」と誰もがなるような日本企業は、その大体が古くからある分「いかにも」な日本文化に染まっているんだなと思います。

 

上役達にとって部下との交流は「飲みニケーション」が基本であり、飲み会に参加しない者は「つまらない奴」というレッテルを貼られるような文化です。

飲み会に参加したとしても、上役が満足するまでハシゴに付き合わないと次の店で「アイツは責任感が無い」とまで言われることも間々ありますね。

 

勿論今はこんなご時世なので、そんなオジサン達の横暴も鳴りを潜めてはいますが(笑)

 

ですが日本国内でコロナワクチンが十分に普及し、コロナの感染率が順調に抑えられればいずれはまたこの文化が復活するんだろうな、という空気をひしひしと感じています。

 

お酒を飲んで若い連中にクダを巻きたいオジサン達は日本全国のそこら中に潜在していて、コロナ禍の現在は少人数でコッソリと飲みに行っています。

 

そして誠に残念ながら(笑)、そういうオジサン達が「若い連中」の人事に口が出せる程の社内権力者であることが多いのです。

 

彼等がのし上がって来た方法がソレだからです。

 

勿論本当に優秀で他の誰も口を挟む余地が無いほどの方や、純粋に個人の能力を見極めてくれる人格者もいることでしょうが、

飲み屋でクダを巻くタイプの上役ほど、飲み会一本で今の地位まで上がって来たと言っても過言ではない方が多いように感じます。

 

その企業に歴史があればあるほど、飲み会に最後まで付き合うと「分かってるねキミィ!」となる訳ですね(笑)

 

さて、では気軽に飲みに行けないコロナ禍では難しいじゃないかとなるでしょうか?

 

むしろコロナ前よりもずっと簡単になったようです。

 

飲みニケーションが図れなかったここ二年ほどの間にも、順調に管理者へと上がっていく人達が何をしているのかというと、

 

会社内で、就業時間内に給料を貰いながら、上役の話を可能な限り聞く機会を作っているんです。

 

月に何度も飲み会が開催されていた頃は湯水のように使っていた「会費」が不要になるだけでなく、話をウンウンと聞いているだけで上司からの「分かってるねキミィ!」が得られてしまいます。

 

俗っぽく言えばボロ過ぎです。

 

潔癖な方は「こんな人達がこの会社を動かしてるのか」と幻滅されることでしょう。

ですが日本で大企業と呼ばれる企業さんには多かれ少なかれこういった「社風」があるのです。

 

勿論「この社風は自分に合わない」と感じたら転職活動を始めるのもひとつの手です。

ですが「どこかにあるかも知れない自分の理想にぴったりな職場」というものは自分で起業するしかないと私は思います。

 

100%自分の理想通りに自分を扱ってくれる企業はどこにも無いのです。

 

社風を上手く利用して自分が権力者の側に立った後に「そういうの止めよう」と飲み会文化を断ち切った高潔な方も、私が知るだけで複数居られます。

 

窮屈さや不愉快さを沢山感じる世の中を自棄になって生きるより、こういう「少しズルい」くらいに生きるのも悪くないなと思えるこの頃です。

 

それでは。