社会人学生について考える。
私は今年から放送大学の学生になろうと考えています。
放送大学を選んだ理由は以下の通りです。
・学費が安い。(全科履修の学士で70万ほど)
・オンラインでいつでも授業を受けられる社会人向けの方式。
・最長10年間学生でいられる。(全科履修生のみ)
私は現在三交代勤務の変則シフトで働いていますし、コロナ禍という背景も考えて最も効率的な大学だろうと思いました。
今日はその決意も込めて記事に残しておきたいと思います。
私の最終学歴は高卒です。
元々勉強は得意ではありませんでした。
高校入試の時点で既に自分の頭で考えることを放棄していましたので、志望校だとかは全く考えておらず、なんとか引っかかった所に通っていました。
そして高校2年になろうかと言う時に、親にこう言われました。
「姉を進学させるから、家にはもうお金がない。貴方は高校で終わりね」
誰の目から見てもぼーっと生きてましたので、この時も特に悲しむことも無く、
「そっかあ」
「これからの時代高卒じゃあマトモな仕事無いだろうしなあ」
「フリーターでも良いかなあ?」
と、ぼーっと考えていたくらいです。
あれ、何気に世相を考えていますね。笑
親は多分「中小企業のどこかには引っかかるだろう」と思っていたかも知れません。
残念ながらその期待を大いに裏切り、その後10年以上フリーターをする訳ですが。
さて、そんな私が勉強と再会したのは現在の勤め先の社員登用試験です。
一丁前に大企業ぶってSPI試験なんて実施してくれたおかげで、十年振りに勉強せざるを得なくなります。
参考書を買って問題を解いていく内に、こんな風に思うようになりました。
「あれ?問題が解けると意外と楽しい?」
この時私は26歳です。
同年代は仕事にも慣れて結婚して子供を産んで〜と華々しい人生を送っているだろうに、
ここにきて若い時に放棄したツケである勉強に、楽しさを見出し始めたのです。
YouTubeなどの勉強チャンネルを見ながら、分からないなりに中学・高校時代の勉強をおさらいし始めました。
正社員になってお金に余裕が出来たら、いつか大学に通ってみたい。
その後SPI試験は余裕で通るのですが、二次面接で二回も落ち、三度目の正直でなんとか受かってからもそれまでの事務職から三交代勤務の現場になり、2年間仕事を覚えることを優先してきて「そろそろ良いかな?」と思ったのが今年です。
学生になると言っても、もちろん今の仕事をしないと食べていけません。
社会人学生という二足の草鞋を履こうというわけです。
三十路になって「今更?」と思われるかも知れません。
私の職場にもそう言って笑う人は何人かいました。
ですが、人に笑われても特に感情が動いたりはしません。
私が稼いだお金で私がやりたい事をするのに、何ら恥ずかしいと思うことはありませんから。
これは人生のやり直しではなく、新しいチャレンジです。
人様の新しいチャレンジに対して、個人の価値観で笑い飛ばす人はどこにでも居ます。
そういう人は固定観念に縛られ生きてきた、可哀想な人達なのです。
もしも新しいことにチャレンジする時、誰かが笑ってきたらこう思ってください。
「これの楽しみを知らないなんて、可哀想だな」
もちろん思うだけです。実際に言うと相手は余計にブンブンして、苛立ち紛れに持論をぶちまけてくるかもしれませんからね。
こう思いながら私が口にするのはこれです。
「えへへー、がんばってみまーす」
可能な限りニコニコして、軽い口調で言ってみると、「あー、まあ、がんばれ」と言ってくれる人がほとんどなのです。
これは私が人に恵まれているだけかもしれませんが、実際SNSでたまに見る批判や、誹謗中傷を面と向かって言える人は少ないというのもあるかもしれません。
相手の心の中でどれだけ馬鹿にされたっていいと思っています。
私にはその心が見えませんし、わざわざ聞き出してあげる程の暇もありません。
人の言葉に消耗するより、自分の成長に時間を割いていきたいと思います。
それでは。