若い時に「馬鹿」をした方が良いとは。

本人的にはもう若くはないと思っているんですが、先達の方々はしみじみと言った様子で何度も言って来られます。

 

彼らの言う「馬鹿」とはつまり、遊びに沢山お金を使ったり、誰からも「無茶だ」と言われることにチャレンジしてみたりすることです。

 

今や年金すら自分で作れと言われている時代です。

遊びに大金を使うなんて「時代遅れなことを」と思われる方もいるかも知れませんが、彼らが言いたいのは、恐らくは、そういうことではないんです。

 

大人の時期も折り返した、という頃になると、やりたいことをするのに沢山の制約がかかっているかのように思えてしまうというのです。

 

体力的な問題。

手持ち資産との兼ね合い。

家族を放り出すような真似は許されない。

今更環境を変えることへの恐怖。

 

若い時分にはいくらでも取り返せるものばかりです。

やりようによっては何歳からでも取り戻せるでしょうが、そのための努力とやる気を天秤にかけて「割に合わない」と判断してしまうことが殆どだと思います。

 

 

以前、社会人学生に挑戦すると言う記事を書きました。

misojiga.hatenablog.com

 

 

私が職場で「大学生やってみる」と言うと、その場では「え?」という顔をした彼らが最近になってじわじわと応援してくれるようになったんです。

言われる私の方がむず痒く、心境を尋ねてみると「眩しい」と言います。笑

 

やりたくても出来ないと決め付けていることがあるのかもしれません。

人様の人生に口を出す権利は無いので、あからさまに言いはしませんが、

 

もったいないなあ。

 

と思ってしまいます。

 

人は生きてる内にしかやりたいことが出来ません。

自分の環境や体力との兼ね合いで、今はどうしようも出来ないということも沢山あるのは間違いないと思います。

 

でも、ですよ。

 

Twitterで頂いたご意見ですが、80歳から砲丸投げにチャレンジして世界大会に出場したことのある方もいらっしゃるそうです!

 

その方は「日本人は寿命が長いから有利だ!」と仰ったとか。

 

私は加齢をこれほどポジティブに捉えられる話を聞いたことがありません。笑

人生100年時代を目指すと政府は掲げてますが、そう考えると日本人の人生はものすごく長いんですよね。

定年を超えても30年近くあるんですよね。

 

たとえ成功できなくても、挑戦することすら諦めるのはもったいないです。

 

 

私は根っこの部分で物凄いポジティブな面があるんですが、世界で誰かがやっていることで自分に不可能なことなんて一つも無いと思っています。

出来るようになるまでに、人それぞれかかる時間が違うだけです。

 

私の人生が100年まで行くかは分かりませんが、明日より今日の方が、自分に許された時間が多いのは誰にでも共通する事実です。

 

つまり「今日の自分が一番若い」ですから、誰だって「馬鹿」のさわりくらいやってみたって良いんじゃないでしょうか?

 

 

それでは。