「趣味」を考える。
最近はブログを更新していませんが、何をしているかと言うと趣味に勤しんでいます。
私の趣味は多数あるのですが、今取り組んでいるのが洋裁です。
特に洋裁関連のことを誰かに教わったりしていた訳ではありませんので、洋裁本を買い、独学で少しずつ勉強しながらやっています。
何故洋裁を始めようと思ったのか。
着たい服が売ってないからです。
私は身長が低く、世間一般に売られているSサイズでも「大きくて着られている」と感じることが間々有ります。
店頭にXSサイズが置いてあることは少ないですし、身に付ける物を買うならば試着してからでないと大事故になりかねますので、ネット通販を利用するのはリスキーです。
服が無ければ作れば良いじゃない。
というところに落ち着いたという訳です。
しかし、実際問題なにかを作るというのは一筋縄ではいかないものです。
元々小さい方に規格外な体型であることから、基本の作りをさらうのでは「なんかおかしい」を解消するのに修正を加える所が山程有ったりするのです。
更に道具や生地にこだわればこだわる程に時間と手間とお金もかかっていきます。
その試行錯誤も楽しめるので、私にとっては洋裁というジャンルは合っているのでしょう。
さて、世の中には「趣味と呼べるものが全くない」という方もいらっしゃいますよね。
私の周りの無趣味と言う方は、家に帰ってもただボーッとして、テレビやyoutubeを眺めているだけだと言います。
最初に自分の趣味について語っておいてなんですが、個人的には自分の行動を「趣味」というカテゴリにわざわざ当てはめる必要は無いと思っています。
「趣味」という言葉の由来についてGoogle検索をすると、こんな言葉に行き当たりました。
「味覚については議論ができない」
趣味の話なのに何故味覚?と思われるかもしれませんが、現代より何百年も前の時代に遡って考えてみて下さい。
インターネットやゲーム、テレビなどの現代の娯楽が一切無い時代です。
生活していく中での楽しみに「美味しいものを食べること」は大きな割合を占めていたことでしょう。
そんな時代において、「あの人はこの食べ物が好き」「私はこの食べ物が好き」というのは「個性」であり、それが趣味の由来ということだったんですね。
何か物作りをしたり、色んなところに行ったりするのが「趣味」なんだとか難しく考える必要は全くなかった訳です。
現代においてはその人の好きなことを聞きたい為に「趣味」というキーワードを使っているだけなので、ボーッとするのが趣味というのも全然有りです。
「趣味」ではなく「好きなこと、もの」と考えると、色んなものが浮かんで来そうな気がしませんか?
それでは。