『対人スキル』について考える。その3。
『対人スキル』その3です。
その2はこちらから。misojiga.hatenablog.com
その3の今回は、あらゆるコミュニケーション本に書かれている中でも一番の
人にモテるスキルです。
本を読んで私も「あーこういう人好きだなー」と大いに納得しました。
それが何かと言うと、
人に話し掛けられた時は、
相手の話をじっくり聞いて、感情を推し量る。
これだけだとどういうことか分かりづらいので、例を挙げます。
~職場にて・悪い例~
A「昨日はやっと仕事が片付いたところで課長に捕まってさあ。その後21時まで残業になっちゃったよ」
B「課長が進めてるプロジェクトは上からも注目されてるからね」
A「そうなんだろうけどさあ。」
B「Aは課長から期待されてるってことだよ!よかったじゃないか!」
A「……お、おう……」
どうでしょう?
私がAだったら心の中で「Bはなんかズレた人だな」と思ってしまいます。
同じ話題で次は良い例を挙げてみます。
~職場にて・良い例~
A「昨日はやっと仕事が片付いたところで課長に捕まってさあ。その後21時まで残業になっちゃったよ」
C「それは災難だったね……」
A「そうなんだよ!もうさっさと帰って見たいドラマがあったのにさあ~」
C「うわ~、話飛ぶの嫌だよねえ」
A「そうそう!そのドラマ展開が速くてさあ(以下略)」
Bさんと比べてどうでしょう?
Aさんの話、めちゃくちゃ弾んでませんか?
大事なのは、Cさん自身は特に情報を発している訳ではなく、
ただただAさんに同情しているだけというところです。
人から話し掛けられた時、こちらがネタを用意する必要はないんです。
ただただ同情して、共感して、その感情を言葉にしてあげるだけでいいんです。
「それTwitterにでも呟けばいいよね」というようなことを人に話して、共感して欲しいのが人なんです。
ひとつだけ注意するのは「自分の表情」をその感情に対したものにしてください。
嬉しい話なら笑顔で、悲しい・つらい話ならしょんぼりしてみせる。
後はもう相手が「あーすっきりした!」という雰囲気になるまでひたすらその繰り返しをしていれば大抵の場面は乗り切れると思います。
私は実際にこの一ヶ月、これで乗り切りました。
そうしていたらなぜか、ステップアップ研修なんぞに呼ばれてしまいました。
会社は仕事だけしていればいい場所ではない、というのを痛感しているところです。
どんな場所でもそこにいるのは人と人。
人に好感を持たれて悪いことはあんまり無い。
ここで『対人スキル』について考えた最後の項目を挙げます。
話す前に息を吸う。
自分の瞬発力に任せて口を開くと、思わぬ口撃が漏れてしまうものです。
それに息を吸ってからでないとまともに話せないですよね。
「落ち着いて口にする為の一呼吸」はすごく大事だと思います。
自分の口を災いの元にしてしまわないように、
これからも気を引き締めて考えていきましょう。
それでは。